お疲れ様です。脳に血が溜まって腫瘍を持っている男、ミニマリストラガーマンの篠田です。
僕は、高校から社会人になった現在までラグビーをしています。その中で海面上血管腫という脳に血の塊があると診断されました。海面上血管腫という診断をされた時の経験を書いていきたいと思います。
診断してくれたお医者さんからは海面上血管腫が発症する原因は不明だが、ラグビーなどコンタクトスポーツをしている人の発症率が高いとおっしゃっていました。
海面上血管腫について、同じ症状を発症していて不安を抱えている人が少しで前向きになればと思います。
◆海面上血管腫とは
https://www.neurosurgery.med.keio.ac.jp/disease/angiopathy/09.html
脳の中に発生する流れの遅い、海綿状に膨らんだ異常血管の塊を海綿状血管腫といいます。 発生頻度は人口の約0.5%程度といわれています。 大脳、小脳、脳幹いずれの部位にも発生します。 多くはサイズが小さく、無症状ですが、時に出血を起こして増大し、てんかんや周囲への圧迫の症状を出すことがあります。
海面上血管腫が発見された流れ
大学2年生の3年前、海外の大学と僕が所属していた明治大学の体育会ラグビー部で交流戦があった際に、相手選手から頭部へのタックルを受け、これまで体感したことがないような強度で脳震盪をしました。
頭部へのタックルを受けて脳震盪になり、激しい吐き気に襲われてMRI検査をしたところ、
脳の中に血の塊があると、海面上血管腫と診断されました。
原因は不明。
コンタクトスポーツをやっている人がMRI撮ると見つかることたまにあるよと言われました。
そうなった原因と、これからの対処方法が医学的に不明な脳内にある血管腫ということで自分自身非常に怖い思いをしていました。
海面上血管腫のリスク
海面上血管腫の脳の中の血の塊が大きくなると、
突然痙攣してしまったり、頭痛に悩まされることとなります。
ひどい場合のリスクが怖すぎて、ラグビーに対して自分の体に対して恐怖を抱きました。
そういえば、体が震えることがあった気がするとか、頭痛はこの腫瘍のせいだったのではないかとか
マイナスな感情に囚われてしまう自分がいました。
これから何をきっかけに脳腫瘍が悪化するかどうかもわからず、
どう対処したらいいかも具体的にはわかっていないのが、怖い点でもあります。
しかも手術では、僕の血管腫がある部分が脳の視界を司る部分を経由しないと摘出ができないため、
そこにメスを入れてしまうとなると、万が一のリスクがあると説明を受けました。
怖い以外の何者でもありません。
定期検診を受ければ気にすることなく生活して大丈夫
今では、海面上血管腫の経過観察をするために半年に一回MRIの検査を受けています。
血の塊が大きくなる原因が医学で解明されていないため、定期的に検査するしかなく、
してはいけない行動など判明されていません。
ですので、ラグビーも定期検診を受けていれば問題なく選手として継続することもできますし、
何も気にかけることなく生活することができています。
少し心配なことはありますがかかりつけのお医者さんにみて定期的に見てもらえていることで安心して活動しています。
3年間近く検診をしていますが、大きな変化は見つかっていないため安心してラグビーをしています。
もし、これから大きくなったりすることがあればそこからお医者さんと相談して対処法を考えていこうと話しています。
海面上血管腫を診断をされた方へ
自分の脳に血の塊があるなんて、とても怖いと思います。
僕も初めてその名前を聞いた時は震え上がりました。
しかし、最悪手術をすれば血の塊を摘出することも可能ですし、
定期検診を受けていけば突然痙攣が起きるなどといったリスクは低いです。
不安なことは多いかと思いますが、そういった運命を抱えたもの同士、
励まし合って生きていけたらと思います。
不幸だなんて思わずに生きているだけで丸儲けです。
自分の体の一部として受け入れてそれでいて乗り越える方法を一緒に探していけたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。